現在、冥王星は学問上太陽系から外れていますが、
占星術的には影響力がかなり強い天体であることは変わりわなく、
人がコントロールできる潜在意識とはかけ離れたところから、
我々に様々な不可抗力を与えてきます。
神様、仏様、冥王星様(?!)
パワーが強烈でございます。
【冥王星】
★主な年齢域(強化されやすい時期)→ 死後~
★公転周期 → 248.5年(1つの星座に約12~32年滞在)
★逆行 → 1年毎に約160日逆行
★支配星座 → 蠍座
★人物 → 独裁者等の権力者
★象徴 → 死と生、破壊と再生、不可抗力、強制力、極限性、支配
太陽系の外側の天体。
地球から見て10天体のうち、この冥王星が一番遠い位置にあります。
遠いほど影響が強いと言われ、影響を及ぼす範囲も広いと言われています。
天王星までは、この世。
冥王星はあの世。
冥王星は、0か100。両極端です。
人生が根底からガラッと変わるような変化を与えてきます。
この変化は、個人の感情や状況を一切無視してやってきます。
痛みをともなう場合もあると思いますが、星はその人にとって必要であるから働くのであり、必要な事なのです。
また、一つのサイン(星座)に滞在する期間が長いので、その世代&時代的な特徴が表れるとも言われています。
時代を作るのはまさにこの冥王星と言えるでしょう。
天王星も変化をもたらす天体でしたが、冥王星との違いをあげるとこんな感じ👇
天王星は、根本は変わらず、考え方、とらえ方の変化(方向転換)
冥王星は、根本的な変化。物事のそのものが変わる
相性の観点からみる「冥王星」
《男女の相性で注目されやすい金星と冥王星のアスペクト》
男女の相性で注目されるのは、何といっても金星と冥王星のシナストリーアスペクトでしょう。
冥王星側が非常に大きな影響力を金星側に与えてきます。
冥王星は世代を表す天体なので(冥王星は動きが遅いため、同じ世代に生まれた人は同じ星座&度数の冥王星となる)、
例えば相性を見る時、その冥王星の世代の人と自分を見れば、同じアスペクトになります。
世代だからアスペクトをとる天体によってはそこまで重視しなくても良いかもしれませんが、やはり影響は強いです。
《金星と冥王星がソフトアスペクトの場合》
コンジャンクション(0度)やトライン(120度)の場合は、
金星側より冥王星側が立場が上になり、金星側は何かと尽くす関係となるかもしれませんが、
それを苦とは思わないでしょう。あくまで自然な事と捉えます。
これは、シナストリーで金星以外の天体と冥王星がアスペクトを取った場合にもいえます。
《金星と冥王星がハードアスペクトの場合》
スクエア(90度)やオポジション(180度)の場合は、
冥王星側の金星側への影響力が強いことには変わりませんが、
それがかなり強烈に金星側に降りかかってきます。
無理して相手に従ったり、貢いでしまったり。
場合によっては、かなり疲れてしまうかもしれません。
そのくらい冥王星の影響は強烈です。
スクエアの場合は、時々。←金星側は振り回される感が強いかも。
オポジションの場合はずっと。←金星側の頑張りは習慣的。キツイけど。
といったところでしょうか。
いずれにしても、結びつきがかなり強く惹かれ合うアスペクトです(^-^)
十綺 夕愛
とおきゆあ